59番再び

アルテイシアさんの日記を一通り読んだ。日記の途中にアルテイシアさん自身が書いていたと思うけど、59番さんの話が面白いと思うのは、自分の言葉で、アルテイシアさんに向かって発しているからなんだろうな。
周りを見渡せば、愛嬌を振りまいてしょうもない話を延々と出来る人とか、小難しい表現を使って話しているが、話している相手は実は自分自身だったりする人(弁明とか)が多い。俺はそういう中身のないトークや投げっぱなしジャーマン的トーク、話している相手は誰ですか? みたいなトークが苦手だし嫌い。なので二人行動とか、3,4人くらいまでかな?少人数の行動の時は割と目の前の相手に向かって、自分の言葉で色んな話をする。特にあまり多弁じゃない人に対しては、二人っきりの状況を作ってからゆっくりお話することが多いわけです。その弊害か、大勢の人が居るところで話をするのがちょっと苦手。それは「自分の言葉で」「相手に向かって」のうち、後者が抜けてしまうからなんだと思う。言葉を投げる相手が結局誰か一人、多くて数人になったりする。


ふと、俺の尊敬するゴーン社長などを考えてみると、彼の発するメッセージは社員全員に向かって投げられ、そのメッセージはしっかりと浸透しているようだ。俺との違いは何だろう。会社と社員を愛しているというバックグラウンドがあるから? 日産の進むべき道というビジョンを共有できているから? うーん。


話は少しそれたが、もう少し自分の伝えたいことをブロードキャストできるようになりたいなと思った次第でした。でも1対1のトークって本当に面白いんだよねぇぇぇ。みんなでぎゃーぎゃー話するよりは、そっちの方が好きだ。多分ブロードキャスト願望は、人見知りとか小心とか、そういうところから出てくる願望だと思うんだけどね。